コラム COLUMN
マイクロスコープを用いた精密な歯科治療で再発を防止!
こんにちは。
長崎市 大浦天主堂の目前に移転オープンした「音山歯科」です。
「以前、むし歯を治療した場所がまた痛くなって……」
「何度もむし歯の再発を繰り返してしまう」
そのお悩みの原因は、もしかすると「根管治療」という歯の根っこをキレイにお掃除する治療の際に、細菌を取り残してしまっているからかもしれません。
というのも、根管治療は、実は歯科治療の中でも特に難しい治療といわれています。
しかし、最近では先進的な機器を導入し、精密な治療をすることで、再発を防げるようになっています。
当院では、マイクロスコープを取り入れた精密治療を実践し、再発防止を図っています。
なぜ、根管治療が歯科治療の中でも「難しい」といわれるのでしょうか?
それは、歯の根っこは極細の管になっていて、その中に神経が通っています。それらは細く曲がっていて、当然ですが肉眼で確認することはできません。
重度のむし歯の治療では、その内部の細菌に侵された神経などをキレイに取り除くことで、再発を防止します。
かつては、歯科医による手探りと勘で治療が行なわれていました。そのため、ベテラン歯科医の手腕を持ってしても根管治療の成功率は30〜50%と言われていました。
しかし、マイクロスコープの登場で、その状況はガラリと変わりました。
マイクロスコープは、歯科用顕微鏡とも呼ばれます。肉眼では確認が難しかった小さな根管を、最大80倍まで拡大し、はっきりと見ることができます。
歯の根っこの細い管の中をきれいにしたり、詰め物を被せたりする治療を、手探りではなく的確に行えます。
これにより、成功率が格段にアップし、再発が防げるようになったのです。
しかし、歯科用マイクロスコープの導入率はまだまだ低く、2017年までに日本国内の歯科医院で保有しているところは、医院の総数のおよそ10%にしか満たないことがわかっています。
今後はできるだけ多くの歯科医院に先進的な設備が導入され、多くの患者さまが高いレベルの治療を受けられることを希望しています。
さらに当院では、歯科用CTを導入しています。
通常のレントゲンが平面画像で確認できるのに対し、歯科用CTは立体画像で歯の根っこ、神経や血管の位置などを鮮明に映し出せます。
レントゲンの2次元映像ではわからない部分も、立体画像なら見ることができるので、正確な診断につながります。
マイクロスコープと併用することで、歯の根の形だけではなく、神経などの状態も把握できるのでさらに精密な治療が可能になります。
音山歯科では、むし歯の再発防止のためにも、マイクロスコープや歯科用CTなどの先進的な機器を導入し、精密な治療を行っています。
歯のことでお困りごとがありましたら、気軽にご相談ください。
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