コラム COLUMN
入れ歯を治したら認知症を予防できる!?
こんにちは。
長崎市 大浦天主堂の目前の「音山歯科」です。
「歯が1本もなかった人が、総入れ歯にしたら認知症が治った!?」
都市伝説のような話ですが、起こりうることなのです。
平均寿命が延び、誰もが長生きするようになりました。長生きする誰もが認知症を発症する可能性が高くなっているのです。
近年の研究でアルツハイマー型認知症の原因がほぼ特定され、食べ物を噛んで食べられることが、アルツハイマー型認知症の予防の一つになることもわかっています。
日本国内の認知症の人の数は、2025年には約700万人と、高齢者の5人に1人が認知症になる予想があります。
また、別の調査では認知症の人のうちの約70%が、アルツハイマー型認知症という結果があります。
アルツハイマー型認知症は、脳内にアミロイドβという物質が蓄積することが原因で発症するという仮説が有力で、さまざまな研究が行われています。
岡山大学のグループが2011年に発表した、動物実験の実験結果があります。
かみ合わせの異常が、認知症の原因物質であるアミロイドβを脳内に増加させること。
そして、かみ合わせを改善することによって、認知症の原因物質であるアミロイドβの蓄積を減少させることも証明しています。
他の調査では、歯を失っているのに入れ歯を使用せずにいると、認知症のリスクがおよそ1.9倍も高まるという調査結果もあります。
お口は健康の要。健康に長生きするためには、お口の健康を守ることが大切です。
お口の健康を守るには、入れ歯の調子が悪い、噛みにくい、飲み込みにくいといった小さなお口のトラブルに対処することが必要です。
お口の健康を守ることで、いろいろな食べ物を偏りなく食べられ、十分な栄養を摂ることができます。
その結果、元気に生活することができ、介護の予防につながることもあるのです。
つまり、歯が1本もなかった人が、総入れ歯にしたら元気になったなんてことも実際に起きうるのです。
定期的な歯科健診でお口の健康を守り、しっかりと噛み、認知症を予防していきましょう。
音山歯科は、介護が必要な方も車いすの方も通院しやすいバリアフリー・完全個室で、プライバシーにも配慮しています。
また、通院が困難な方には、訪問歯科診療も行なっていますので、どうぞお気軽にご相談ください。
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